「タンパク質結晶のX線照射効果」の論文がプレスリリースされました!
これまでにもX線照射によるタンパク質分子のダメージに関する研究報告はありましたが、結晶のダメージ、つまり結晶欠陥の生成の直接観察といった研究例はありませんでした。本研究では、過去に当研究室で報告した究極の品質を誇る大型のタンパク質結晶を用いて(Suzuki et al., PNAS 115, 3634–3639 (2018))、X線照射による結晶欠陥の一つである転位の生成の直接観察に世界で初めて成功しました。本研究は、タンパク質結晶におけるX線照射効果における新たな知見として大変注目され、国際結晶学連合が発行する学術雑誌「Acta Crystallographica Section D」に掲載され、Cover Figureにも採用されました。「プレスリリース」「掲載論文」